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華麗なるギャツビー(US 3D BD)


原題: The Great Gatsby (2013)
上映時間: 2:22:05
2013年6月14日 国内劇場初公開
公式サイト: http://wwws.warnerbros.co.jp/thegreatgatsby/

ゴウ先生総合評価: A
  画質(2.40:1/3D): A+/A
  音質(DTS-HD Master 5.1): A
  英語学習用教材度: A
バズ・ラーマン監督・製作・脚本により、F・スコット・フィッツジェラルドの1925年の同名小説を映画化した文芸ドラマ。共同脚本は、『ロミオ&ジュリエット』(1996)、『ムーラン・ルージュ』(2001)でラーマンと組んだグレイグ・ピアース。

出演は、レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン、アイラ・フィッシャー、ジェイソン・クラーク。

劇場に見に行こうと思っていたのに、チャンスを逃してしまった作品です。どうにかして見られないかと思っていた9月18日に、Amazon.comに入ってみると、US盤3D BDセットが直前まで29.99ドルもしていたのに19.99(定価44.95)ドルで売られているではないですか(今日見たら、29.99ドルに戻っていました。ラッキー!)。

3D BDには日本語字幕・日本語吹替えつきという情報も得ています。躊躇することなく、注文しました。送料を入れて、2499円でした。

10月9日に国内盤3D BDも発売されています。ですが、なぜかアマゾンでは参考価格そのままの5980円で現在売られています。


華麗なるギャツビー 3D&2Dブルーレイセット(初回限定生産) [Blu-ray]

ワーナー・ホーム・ビデオ

2D BDですら、参考価格3980円のままの販売です。


華麗なるギャツビー ブルーレイ&DVDセット(初回限定生産) [Blu-ray]

ワーナー・ホーム・ビデオ

というわけで、自らの決断のよさにニンマリしたのですが、着くのはスロー。2週間以上かかってやっと今週月曜日(10月7日)に到着しました。待ちかねていましたので、早速見ることにしました。

その3D映像が、いいんです。3D特有の映像のズレはないし、それでいて奥への引っ込み・前方への飛び出しも十分。このすばらしい3D映像を見ると、とても2Dで本作を見る気にはなれません。実際、けばけばしいジャズ・エイズの描写にはこのギミックさが絶対に必要だと判断しました。文芸映画だから2Dで十分という発想は、もはや古いです。

さて、本作の流れは、基本的に原作どおり。ただし、本作の語り手であるニック・キャラウェイ(トビー・マグワイア)が原作を書いた理由を、ギャツビーの死後精神的に追いつめられて、精神科医に相談に行った結果、書き上げたものという設定にしているところが違います。

舞台は、1922年の夏のロングアイランド。

イェール大学を出た中西部出身のニック・キャラウェイは作家志望でした。ですが、それをあきらめ、いまはニューヨークの証券会社で働いています。家は、ロングアイランドの海に面した高級住宅街ウェスト・エッグ(架空)の小さな一戸建です。

偶然、隣が謎の富豪ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディカプリオ)の大邸宅でした。そこでは、毎週派手なパーティーが繰り広げられています。

ニックは、同じウェスト・エッグの湾の向こう側に住むイェール時代の同級生トム・ブキャナン(ジョエル・エドガートン)といとこのデイジー・ブキャナン(キャリー・マリガン)の夫婦が住む大豪邸に挨拶に行きます。そこで、トムには愛人がいて、デイジーとの夫婦関係は冷めていることを知らされます。

しばらくすると、ニックはギャツビーからパーティーの招待状をもらいます。さまざまな噂話がひとり歩きして、実体の知れないギャツビーに関心をもったニックは出かけています。すると、ギャツビー本人が出てきてくれました。ふたりはすぐに意気投合し、それからはしばしば会うことになります。

そこで、聞かされたのは、ギャツビーのデイジーへの激しい恋心だったのでした……。

原作に対して自分なりの確固としたイメージを抱えているひとには受け入れられないかもしれませんが、個人的には二重丸。バズ・ラーマンらしいケレン味あふれた演出を大いに楽しみました。

物語は、ギャツビーの生い立ちと成功するまでの秘密ならびにデイジーとの関係の告白、そして悲運の最期と流れていくのですが、2時間22分という長さでありながら、飽きさせることのない演出と編集は見事です。3D効果が、予想以上に働いています。

俳優も、立派。

特に、レオナルド・ディカプリオの存在感には目を瞠りました。大成功を収める裏には他人に言えない秘密をたくさん抱えているだろうに、ニックと出会えたせいか、その屈託のなさが全面に出て、デイジーへの熱い想いをたぎらせる風情が美しくてなりません。このひとは、一途な恋に生きる男を演じさせたら、抜群です。バズ・ラーマンという最高のパートナーと再会できて(1996年の『ロミオ&ジュリエット』以来)、幸せでした。

トビー・マグワイアのややとぼけた感じも、ギャツビーとブキャナン夫婦の間で揺れる語り手という微妙な存在を繊細に演じていて、精彩を放っています。脱力気味にカメラを捉える視線が、本編でしばしば使われるメガネの看板に通ずる神の目を感じさせます。芸の力というものです。

キャリー・マリガンの起用も、見事。1974年版のミア・ファローに通じる、決して美人ではないけれども、魅力十分というデイジー像にピッタリ。しかも、これまでは信念を貫く役が多かったのに、本作は場当たり的に気持ちが変わる役。それでも、どうしてこんな女にお前は惚れてしまうのだとギャツビーに途中から言いたくなるのですから、立派なものです。これぞ演技派女優というものでしょうか。

健闘していたのが、上り調子のジョエル・エドガートン。この3人に対しては分が悪いかと思ったのですが、とんでもない。嫌みで俗物的金持ちを見事に演じきっていて、ディカプリオをかなり食っています。『ティモシーの小さな奇跡』(2012)はもの足りませんでしたが、『Warrior(原題)』(2011)はすばらしかったし、未見の『アニマル・キングダム』(2010)を早く見ないといけません。

3Dになってさらに冴えている映像も、『ムーラン・ルージュ』を思い出させるきらびやかさと奇抜さで、ラーマン・ファンとしてはゾクゾクさせられ通しでした。ブルックス・ブラザーズ全面協力の衣装も豪華なら、音楽もスタイリッシュ。ラーマン美学のひとつの頂点だと評価します。

内容: A/A-

++++++++++

画質(2.40:1/3D): A+/A

Gump TheatreにてOppo BDP-93から1080i信号を直接HDMIケーブルによってソニーVPL-HW30ESに送り込み、120インチ・ワイド・スクリーンに映していま す。2層50GB。コーデックは、MPEG-4 MVC。伝送レートは、2(0.3) Mbpsから36(27) Mbps。

撮影は、『アイ,ロボット』(2004)、『アンダーワールド:エボリューション』(2006:レビューは、こちら!)、『ダイ・ハード4.0』(2007:レビューは、こちら!)、『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』(2008)、『ノウイング』(2009:レビューは、こちら!)、『キラー・エリート』(2011:レビューは、こちら!)のサイモン・ダガン。

機材は、レッド・エピックHDカメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。オリジナル・アスペクト比は、2.39:1。

驚くほどの高画質。3D画像としては、現代最高レベルです。

3D BDでは常に問題となるクロストーク(CT:映像のズレ)が、本作ではほとんど問題になりません。スクリーンに1メートルまで近づいても、映像にはまったくCTを認められませんし、字幕にもほとんど出ない見事さです。

凹凸の具合も、自然かつ大胆。奥行き重視ではありますが、要所要所で鋭い飛び出しもあって、十分に3D効果を感じ取れます。特に、文字が飛び出してくるときの美しさは格別です。

解像度も十分。甘さはありません。細部までしっかりと見通せます。CG臭さを多少感じますが、計算のうちでしょう。


発色は、ほぼニュートラル。色数は多く、鮮やか。色乗りにパワーがあり、若干けばけばしい印象。ですが、それが、本作の雰囲気に合っています。肌の質感にも、不満はありません。

暗部情報も、豊潤。黒がよく沈み、コントラストも高いので、3Dメガネをかけても見づらさは感じません。

大画面の近接視聴も、まったく問題なしです。A+評価までもう一歩です。

音質(DTS-HD Master 5.1): A

Oppo BDP-93からパイオニアVSA-LX55にHDMI接続して、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネルにより再生。伝送レートは、不明。音量は、マイナス12デシベル。DSPは、THXサラウンドEXを選択。

派手さはありませんが、各チャンネルに音が定位する音響設計。包囲感も移動感も、水準以上です。ただし、サラウンドバック・スピーカーの活躍は限定できだし、時おり感じられる立体音場の密度感の薄さが、損をしています。

ノイズ感は、ゼロ。透明感は高く、周囲の環境音がよく聞こえてきます。不快なメタリックさもありません。

セリフの抜けも、文句なし。サ行きつくなることなく、発音も明瞭。耳をそば立てたくなります。

超低音成分は、控えめ。ただし、出るときにはかなりの量が出ます。それでも、ブーミーになることはありません。

英語学習用教材度: A

英語・日本語字幕ならびに日本語吹替えつき。

セリフは、多め。俗語・卑語も多少使われますが、F-wordが飛び出すこともなく、気にすることはありません(PG-13指定)。安心してテクストとして使えます。


しかも、英語字幕は、100%セリフをフォロー。俳優たちの発音もとても聴き取りやすいものです。

特典も、音声解説はつかないものの、まずまずの量。しかも、すべてに英語字幕がつくので、評価が上がります。

英語字幕は、ワーナーBDらしく、シネスコ・スクリーンの外にはみ出すタイプ。BDP-93でスクリーンの中に入れて視聴しました。

++++++++++
 
気になるところを、アト・ランダムに。

原題は、The Great Gatsby。最近は「グレート・ギャツビー」の訳で通っていますが(村上春樹訳の影響でしょうか)、今回は古風な邦題。「華麗」と訳すかどうかは問題ですが、これはこれで悪くないと思います。

☆本作と言えば、“old sport”という呼びかけが有名。日本語字幕では「わが友」となっていましたが、村上訳だとそのまま「オールド・スポート」。まあ、訳しにくい言葉です。ちなみに、本作では、IMDbによると、51回使われているとか。そのうち47回ギャツビーが使います。

☆主役を食いそうになっていたのが、デイジーの友だちジョーダン・ベイカーを演じたエリザベス・デビッキです。今回が、映画出演2作目。長身で美しい限り。将来が楽しみです。

原作は、村上春樹の訳書をオススメします。


グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)
スコット フィッツジェラルド
中央公論新社

原書にチャレンジしたいと言うのであれば、キンドル・オーナーならキンドル版が0円で、最もお得です。


The Great Gatsby



1億500万ドルの製作費で、アメリカで1億4484万ドル、海外で2億400万ドル、計3億4884万ドルのメガヒット。立派な黒字です。

3D BDには、特典がついていません。特典はすべて2D BDのほうについています。2D BDは、本編にも特典にも日本語字幕・日本語吹替えは収録されません。

BDの特典の量は、かなりのものです。

  The Greatness of Gatsby (9:14):メイキング
 ◆"Within and Without" with Tobey Maguire (8:41):
    マグワイアが撮影した撮影風景
  The Swinging Sounds of Gatsby (12:17):音楽について
 ぁ
The Jazz Age (15:43):原作者が生きた時代について
 ァ
Razzle Dazzle: The Fashion of the '20s (16:22) :
    20年代のファッション
 Α
Fitzgerald's Visual Poetry (6:55):原作の映像化における工夫
 А
Gatsby Revealed:場面の説明
    Gatsby's Party(7:12)
    Disconcerting Ride(4:53)
    Daisy and Gatsby Meet(7:49)
    The Plaza(4:26)
    Pool Scene(5:47)
 ─Deleted Scenes(14:24)
    Baz Introduction(2:06)
    Nick & Jordan(3:09)
    Her Voice Was Full of Money(2:24)
    Alternate Ending(6:44)
  1926
The Great Gatsby Trailer (1:05)

映像: 
  銑А.咼好拭Ε汽ぅ此1.78:1)のHD画質(AVC/1080・24p)

 ─.轡優好魁Ε汽ぅ此2.35:1?)
のHD画質(AVC/1080・24p)
  スタンダード・サイズ(1.33:1?)のSD画質(AVC/480p)

音声: ドルビーデジタル・ステレオ 2.0

うれしいことに、すべてに英語字幕がつきます。

☆これは、国内盤BDの特典と同じだと思われます。

・映画“華麗なるギャツビー"が出来るまで
・秘蔵映像公開! -撮影:トビー・マグワイア
・華麗なるミュージック
・狂騒の20年代“ジャズ・エイジ"
・絢爛豪華な20年代ファッション
・小説から映画へ
・“華麗なるギャツビー"の華麗なるシーン
  -ギャツビー邸のパーティ
  -ニューヨークへのドライブ
  -コテージでの再会
  -プラザホテル
  -プールにて
・未公開シーン集

☆3D再生可能なテレビやプロジェクターを持たないけれども、どうしても日本語字幕・日本語吹替えを安価に楽しみたいという方のために、秘策(?)を申し上げましょう。この3D BDは、3D再生できない装置にかけると、ちゃんと2Dで映るのです。ただし、これはソニーのVPL-HW30ESの場合のみですので、どのテレビ・プロジェクターでもそうなるかは確認していませんが。

++++++++++

国内盤はバカ高くて、しかもレンタルされていないという理不尽さ。英語に問題がないならUS盤BDの購入を考えるのは、賢明なことです。可能ならば、3D BDがベストです。オススメします!
 
| 外国映画(カ行) | 13:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
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