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デンジャラス・ラン


原題: Safe House  (2012)
上映時間: 115分
2012年9月7日 国内劇場初公開
公式サイト: http://d-run.jp/

TOHOシネマズ渋谷 スクリーン6 B-9
2012年9月11日(火)12時00分の回

ゴウ先生総合評価:  B+
  画質(2.39:1): A
  音質(Linea PCM): A
  英語学習用教材度: C
デンゼル・ワシントン、ライアン・レイノルズ主演によるサスペンス・アクション。共演は、ヴェラ・ファーミガ、ブレンダン・グリーソン、サム・シェパード。監督は、スウェーデン出身で本作がハリウッド・デビューとなるダニエル・エスピノーサ。

ワシントン・ファンですから、早くから見たかった作品。大好きなファーミガも出ていますので、見逃すことはできません。TOHOシネマズのサービス・デーに1300円で見てきました。

『プロメテウス』を7階のスクリーン2で見て、一度1階に降り、昼食を取れる場所を探します。すぐ近くに立ち食いそば屋があったので、そこでもりそば大盛り(300円)を注文。大盛りの割には量が少ないと思いつつも、そば湯まで飲んだら、腹八分。映画を見る前の腹ごしらえとしては十分です。

今度は、地下1階のスクリーン6。初めてなので、やや戸惑い気味にエスカレーターで降りていきます。中はちょうどTOHOシネマズ・シャンテのスクリーン2のようなもの。

前から2列目中央の席を確保。シネスコ・サイズなので、幅8メートル(縦3.4メートル)のスクリーンを目一杯使っているので、完全に視野には入りませんが、かぶりつき大好き人間は屈することはありません。左右前後にまったく他の見物の気配を感じることないほうが、重要。おかげで、映画に没入できました。

今回TOHOシネマズを利用したのは、このスクリーン6がソニーの4Kプロジェクターを利用しているから。2K映像データを4Kにアップロードしたものではありますが、4Kプロジェクターの威力は確実にあることを経験的に知っていますので、とても2Kプロジェクターで見る気にはなれません。

実際、予告編の『007/スカイフォール』は『プロメテウス』を見たスクリーン2よりもはるかにましでした。ただし、予告編でも室内灯を点けてあるので、その真価をはっきりと見て取ることはできませんが。

さて、本編。

舞台は、現代の南アフリカ共和国。

マット・ウェストン(ライアン・レイノルズ)は、エール大学ロースクールを出たCIAに入ったばかりの新米職員。いまは、ケープ・タウンにある「セーフハウス(Safe House)」と呼ばれるCIAの極秘施設の管理人として働いています。

そこへ、トビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)という凶悪逃亡犯が捕まって連行されてきて、ウェストンの運命は大きく変わります。

フロストは、元CIAの敏腕工作員。しかし、いまはCIAを裏切って、国家機密情報を売りさばく生活をしており、CIAから追われていたのです。

ところが、セーフハウスにダニエル・キーファー(ロバート・パトリック)率いるCIAの尋問チームがやってきてフロストへの尋問を始めたとたん、セーフハウスは何者かに襲われ、尋問チームは全員殺され、フロストを奪取されそうになります。

ウェストンは、作戦本部副部長ハーラン・ホィットフォード(サム・シェパード)、アフリカ支局長キャサリン・リンクレイター(ヴェラ・ファーミガ)、主任情報工作員デヴィッド・バーロー(ブレンダン・グリーソン)の3人が率いるCIA本部の命令どおり、フロストを奪われないようにしながらセーフハウスから逃亡を図ります。

ところが、敵はしつこく追い続けるうえに、逃亡の機会を狙うフロストもいて、ウェストンは肉体的にも精神的にも追い詰められていくのでした……。

確かに、面白い。スリルもサスペンスもあるし、アクションもかなりのもの。最後にカタルシスもあり、決して満足度は低くはありません。しかし、どうしても不満が残ります。

まずもって、キャスティングがどうだったか。

クレジットでも最初に登場するのでデンゼル・ワシントンが主役かと思ったら、実際はライアン・レイノルズの活躍に重点を置いた作品。前作の『アンストッパブル』(2010)といい、若手に美味しいところを持っていかれていますので、1954年生まれの58歳のベテランは後進に道を譲らねばならないのかと長年のファンとしては寂しくなってしまいます。

それならばそれで、レイノルズが貫禄十分に演じてくれればよいのですが、そうでもありません。レイノルズは、あくまで新米CIAエージェントだというのです。

レイノルズを新米と言われても、1976年生まれの36歳のレイノルズはとてもそう見えません。もはや大作の主役を張ることもできるレイノルズですから、無理して経験が少ない新米を演じているように見えてしまいます。もっと若い俳優を持ってこないと映画の主旨にずれています。

さらに、フロストを狙う黒幕の正体を明かす語り口が、あまりにあっさり。上の出演者の格から見て、ホイットフォードか、リンクレイターか、バーローが裏で操っていると思うのですが、そのタネの明かし方があまりに唐突。もう少しひねらないといけません。ヴェラ・ファーミガ・ファンとしては納得いかない展開です。脚本(デヴィッド・グッゲンハイム)の落ち度だと考えてしまいます。

もうひとつ不満を言えば、クローズアップの絵が多すぎます。テレビならいざ知らず、大画面の劇場であれだけ頻繁に大写しをされ続けると、いくら大好きな俳優たちでも食傷気味になります。しかも、アクション・シーンまでも手持ちカメラを近づけて撮影するのですから、何が何やらよく分からない場面が大量に生まれる始末。もう少し冷静なカメラワークがほしいものでした。

もう少しで傑作になれそうなのに、そうならないもどかしさを感じる、もったいない作品。位置づけとしては、どうしてもこうなってしまいます。

++++++++++

画質2.39:1): A

撮影は、『ボーン・アルティメイタム』(2007:レビューは、こちら!)でアカデミー撮影賞にノミネートされたオリヴァー・ウッド。当ブログでは、次の撮影作品をレビューしています。

  ダイ・ハード2 (1990)
  ボーン・アイデンティティー (2002)
  ボーン・スプレマシー (2004)
  タラデガ・ナイト オーバルの狼 (2006)
  俺たちステップ・ブラザース -義兄弟- (2008)
  サロゲート (2009)
  アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! (2010)

機材は、アリカムLT、アリカムST、アリフレックス235 35mmフィルム・カメラを使用。マスター・フォーマットは、DI(2K)。

最近珍しい粒子の粗さ。16mmフィルムをブロウアップした絵ではないかと思うほど。それでも35mmフィルム・カメラで撮っていますから、細部の甘さはありません。好みが分かれる絵です。

発色はニュートラルですが、茶色の自己主張が強いのが特徴。色乗りは、パワフル。色数も多く、派手な絵です。

暗部情報も、豊潤。黒はよく沈み、階調も滑らか。コントラストも高いので、夜のシーンでも見づらさはありません。

音質(Linear PCM): A

引き締まった銃声と打撃音の迫力が半端ではありません。メタリックにならないものの、その音には痛みを伴っています。本当に目の前で発砲されているかのようです。

音響設計は、アクション映画の水準。左右前後に音が定位し、サラウンド感も移動感も十分。立体音場の密度も高く、劇場の椅子で首をすくめて見る場面が多くなります。

セリフの抜けは、文句なし。周波数帯域も広く、サ行もきつくなることなく、音像も口元に寄り添います。発音も明瞭で、甘さはありません。

超低音成分(LFE)は、『プロメテウス』を無節操と笑わんばかりの抑制ぶり。十分に放出されているのですが、これ見よがしなものは一切なく、ブーミーになることも、劇場が揺れることもない、これまた固く引き締まったLFEです。

英語学習用教材度: C

翻訳は、松浦美奈。

セリフ量は、平均。R指定映画になっていることでわかるように俗語・卑語はほんの少々使われますが、気にするほどではありません。松浦さんがこれだけ男臭い映画を訳すのに驚かされましたが、字幕は、いつもどおり素直。ほとんど違和感を覚えずにすみます。

++++++++++
 
気になるところを、アト・ランダムに。

☆原題は、Safe House。もちろん訳せば「安全な家」。CIAの隠語ですが、それにしてもまったく安全ではない家ではあります。

☆トビン・フロストの履歴書を見たら、1984年にCIAに入って、身長が6フィート(約183cm)、体重200ポンド(約90kg)となってました。デンゼル・ワシントンそのものなのでしょう。

☆フロストの赤ワイン好きは、同好の人間として、ニッコリ。南アフリカのワイン、美味いものはムチャクチャ美味いですからね。うーん、飲みたい。

☆8500万ドルの製作費で、これまでのところアメリカで1億2618万ドル、海外で7902万ドル、計2億520万ドルのメガヒットとなっています。

☆アメリカでは、すでにBlu-ray Discが発売されています。



仕様は、次の通りです。

  容量: 2層50GB
  映像: 1080p/2.40:1/MPEG-4 AVC
  音声: DTS-HD Master 5.1(英語)・Dolby Digital 5.1(仏・西語)
  字幕: 英・仏・西語

特典は、次の内容です。

    U-Control Features (HD)
    Universal Second Screen Experience
    Making Safe House (HD, 11 minutes)
    Hand-to-Hand Action (HD, 8 minutes)
    Shooting the Safe House Attack (HD, 5 minutes)
    Building the Rooftop Chase (HD, 4 minutes)
    Behind the Action (HD, 8 minutes)
    Inside the CIA (HD, 6 minutes)
    Safe Harbor: Cape Town (HD, 9 minutes)

今日現在、Amazon.comで19.99ドル(定価34.98ドル)で売られています。10ドルを切ったら、考えます。

++++++++++

決して嫌いな映画ではありませんし、面白いとは思いもしますが、その絵の粗さもあいまって、期待するほどではなかったという感じ。1800円を払うのは、抵抗があります。サービス・デーを上手く利用してください。
| 外国映画(タ行) | 14:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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