2012.09.12 Wednesday
プロメテウス(3D字幕)
原題: Prometheus (2012)
上映時間: 124 分
2012年8月24日 国内劇場初公開
公式サイト: http://www.foxmovies.jp/prometheus/
TOHOシネマズ渋谷 スクリーン2 C-11
2012年9月11日(火)9時25分の回
ゴウ先生総合評価: A-/B+
画質(2.39:1/3D): A/A-
音質(Linear PCM): A+
英語学習用教材度: C
ノオミ・ラパス主演によるSFサスペンス・アクション。共演は、シャーリーズ・セロン、マイケル・ファスベンダー、ガイ・ピアース、イドリス・エルバ。監督・製作は、リドリー・スコット。
長年のリドリー・スコット・ファンとしては、絶対に見たいと思っていた作品です。当英語塾INDECの会員○○君が面白かったと教えてくれたことにも背中を押されて、少し遅れましたが、TOHOシネマズのサービス・デーを利用して1600円で見てきました。
開始40分ほど前にインターネットで購入したときにはほとんど先客はいなかったのですが、着いてみるとかなり埋まっています。3割程度の入りでしょうか。
確保したのは、前から3列目中央の席。予習して行かなかったら、シネスコ・サイズ。若干焦りましたが、幅12メートル(縦5メートル)のスクリーンをすべて視野に入れることはできないものの、それほど不快でもなく、他の客が同列にいないし、まずまず快適な視聴となりました。
しかし、予告編の画質には、失望。
109シネマズ木場の4Kプロジェクターを使ったSony Digital Cinema方式で見た『007/スカイフォール』と『レ・ミゼラブル』が、ここでは無残。2Kプロジェクターは、これほどまでに低品質の映像しか出せないものでしょうか。ここしばらく4Kプロジェクターによる映像しか見ていなかったもので、逆に感心してしまったのでした。
本編に入っても、後述するように、シャープでクリアとは言い切れない3D画質。ややイラつきながらの視聴となりました。
さて、内容。
発端は、2089年の地球。
科学者のエリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)は、同僚で恋人のチャーリー・ホロウェイ(ローガン・マーシャル=グリーン)とともに古代の遺跡を調査している過程で、異なる複数の遺跡から共通のサインを発見します。
それを地球外知的生命体からの「招待状」だと確信したエリザベスは、大企業ウェイランド社社長ピーター・ウェイランド(ガイ・ピアース)を説得し、ウェイランド社が作り上げた宇宙船プロメテウス号に乗って、ホロウェイや冷徹な女性監督官メレディス・ヴィッカーズ(シャーリーズ・セロン)とともに、人類の起源を探るべく招待状が示すはるか彼方の惑星をめざします。
2093年、2年以上の人工冬眠から目覚めたエリザベスたちは、目的の惑星に到着します。そして、到着したその日からアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)たちとともに、調査を開始するのでした……。
インターネット上で一部の熱心なファンによって酷評されていたので心配していたのですが、杞憂。いくつか内容的に問題はありますが、最初から最後までテンポよく物語は進行し、飽きさせることはありません。娯楽映画として、かなりよくできています。
まずもって、強い女性が主人公に戻ってきてくれたことに拍手です。『エイリアン』(1979)と『テルマ&ルイーズ』(1991)が大好きな人間にとっては、これだけで興奮してしまいます。何せ『G.I.ジェーン』(1997)のあとは、むくつけき男ばかりが主人公になっていた作品ばかりをリドリー・スコットは監督していましたので。
今回の主人公ノオミ・ラパスも、『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(2011)のときよりもはるかに魅力的。外見上、優しき母性を感じさせるのに、体内にエイリアンを宿したと知ったら、問答無用で自動外科手術装置を使って、部分麻酔も効いたか効かないうちに、ひとりで帝王切開をしてエイリアンを取り出してしまうのですから、たくましいことこのうえありません。
女性の強さという点では、シャーリーズ・セロンの冷たさも記憶に残ります。エキセントリックな役ばかりに偏っている感もありますが、このクールな雰囲気を出せる女優は決して多くはありませんから、セロンの存在は貴重です。よくニンをわきまえています。それでも、ここまで献身的なオスカー女優を最後はいとも簡単に殺してしまうのですから、リドリー・スコットもとんでもない野郎であります。
とはいえ、前述したように、問題も散見。
ひとつだけ挙げるとすれば、惑星探査に出かける理由が、よくわからないこと。ウェイランド社社長のピーター・ウェイランドが不死を求めて惑星探査を許したというのが作戦遂行の理由とされていますが、2089年の地球がどのような状態にあるのかがわからないと、いまひとつ説得されにくいものがあります。あれほどの宇宙船を作り上げられる科学力があれば、ピーターの延命策などいくらもありそうですから。
その他、どうして地球外知的生命体が地球に「招待状」を送ったのかだとか、いろいろ疑問はあるのですが、本作の最後に匂わされる続編によって、その謎は解かれるのかもしれません。
ともあれ、人類の起源というよりも「エイリアン」の起源がはっきりとわかっただけでも、本作はめっけもの。途中で数回その気持ち悪さと怖さにひとり椅子の中で悶えてしまいましたが、年老いてもスコットのサービス精神は健在。満足できました。
++++++++++
画質(2.39:1/3D): A/A-
撮影は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ全作を担当しているダリウス・ウォルスキー。最近では、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007:レビューは、こちら!)、『イーグル・アイ』(2008:レビューは、こちら!)、『アリス・イン・ワンダーランド』(2010:レビューは、こちら!)、『ラム・ダイアリー』(2011)を担当。
細部が甘く、場合によってはスポイルされ、尖鋭さに欠けます。そのうえ、グレインというかモアレノイズというか、スクリーンにうごめくものが不快。慣れるのに、かなり時間がかかりました。
とはいえ、解像度が低いわけではなく、相当な高さ。ゆえに、フィルムルックな効果をリドリー・スコットが望んだとしたなら、それもわからないではありませんが、個人的な好みではありません。
3D特有のクロストーク(CT:映像のズレ)も、字幕では9割以上。映像でも時に感じられ、つや消しです。
ただし、凹凸感はかなりのもの。しかも、奥行き感に重きを置きながらも、必要とあらばどんどん飛び出させるケレンも備えていて、素直に喜んでしまいました。冒頭の滝の再現で息を飲まされてしまいます。さらに、惑星での嵐のシーンは秀逸。音響効果の凄さもあいまって、呆然となってしまいます。
暗部情報は、かなりのもの。黒もよく沈むし、階調も滑らか。宇宙の漆黒と惑星探査の暗闇にストレスがたまることはありません。
この画質の問題は、オリジナル起因のものなのか、当劇場のせいなのか。いずれにせよ、後方に座ったほうがイラつきは少ないでしょう。
音質(Linear PCM): A+
絵に比べると、音の迫力は文句なし。
まずもって、超低音効果(LFE)の壮絶さにはビックリ。腹にこたえるだけではなく、実際に劇場が揺れているかのようなものすごさ。これは当劇場の特徴なのかと思ったのですが、直後に見た別のスクリーンでの『デンジャラス・ラン』ではそういうことはありませんでしたから、オリジナル起因なのでしょう。
過剰なLFEには下品さを覚える人間なのですが、重苦しくなくブーミーになることのない、固く引き締まったLFEなので、問題はありませんでした。
サラウンド効果も、抜群。左右前後上下に音が見事に定位します。特に、後方からの音圧は前から3列目でも相当なもの。みっちりとした立体音場の中で、濃厚な音波に取り囲まれます。ゆえに、移動感も最高です。
音の純度も文句なし。ノイズ感はなく、澄み切った音。メタリックな不快な響きは一切ありません。
セリフの抜けも、文句なし。口元が肥大することもなく、違和感はゼロです。発音も明瞭で、聴き取りにくさはありません。
英語学習用教材度: C
字幕翻訳は、戸田奈津子。
セ リフは、やや多め。俗語・卑語も多少使われます(R指定)が、それほど気にすることはありません。十分にテクストとして使えそうです。ただし、CTがあったため、十分にはチェックできませんでした。それでも、戸田氏にしては字幕はおおむね素直なものだったと思います。
++++++++++
気になるところを、アト・ランダムに。
☆原題も、Prometheus。もちろん、ギリシャ神話におけるオリンポスから火を盗んで人間に与えた神のこと。人間を創造した神だと言われていますから、そこからタイトルに選ばれたのでしょう。
☆しかも、プロメテウスが人間に火を与えた神話の後日談がパンドラの神話につながりますので、エイリアン・ビギニングとしても絶好です。他にも、『アバター』の前日談と言う皮肉も考えられていたのかもしれません。
☆ウェイランド社は、『エイリアン』で登場するウェイランド湯谷社の前身ということなのでしょう。映画の最後のクレジットにも泣かされます。
☆宇宙服の下に着ていた女性用下着。パイル地のものでしたが、オムツのようでいささか不恰好。どうしてもう少しお洒落な下着を着させなかったのでしょうか。
☆1億3000万ドルの製作費で、これまでのところアメリカで1億2643万ドル、海外で2億4858万ドル、計3億7501万ドルのメガヒットとなっています。
☆アメリカでは、Blu-ray Discは10月11日発売予定です。分かっている仕様は、次の通りです。
容量: 50GB
映像: 1080p/MPEG-4 AVC
音声: DTS-HD Master 7.1(英語)・Dolby Digital 5.1(仏・西語)
字幕: 英・仏・西語
得点内容は不明。BDが3枚で、DVDが1枚つく4枚組みです。これで、定価49.99ドルで、今日現在Amazon.comで29.99ドルとなっています。
++++++++++
絵に不満を覚えましたが、その他はかなりの満足感。TOHOシネマズでこの画質ですから、どこで見るのがよいのかよくわかりませんが(IMAX?)、劇場で見る価値は十分にある映画でしょう。見たいと思っているひとは、絶対にその目で確かめてみるべきです。
長年のリドリー・スコット・ファンとしては、絶対に見たいと思っていた作品です。当英語塾INDECの会員○○君が面白かったと教えてくれたことにも背中を押されて、少し遅れましたが、TOHOシネマズのサービス・デーを利用して1600円で見てきました。
開始40分ほど前にインターネットで購入したときにはほとんど先客はいなかったのですが、着いてみるとかなり埋まっています。3割程度の入りでしょうか。
確保したのは、前から3列目中央の席。予習して行かなかったら、シネスコ・サイズ。若干焦りましたが、幅12メートル(縦5メートル)のスクリーンをすべて視野に入れることはできないものの、それほど不快でもなく、他の客が同列にいないし、まずまず快適な視聴となりました。
しかし、予告編の画質には、失望。
109シネマズ木場の4Kプロジェクターを使ったSony Digital Cinema方式で見た『007/スカイフォール』と『レ・ミゼラブル』が、ここでは無残。2Kプロジェクターは、これほどまでに低品質の映像しか出せないものでしょうか。ここしばらく4Kプロジェクターによる映像しか見ていなかったもので、逆に感心してしまったのでした。
本編に入っても、後述するように、シャープでクリアとは言い切れない3D画質。ややイラつきながらの視聴となりました。
さて、内容。
発端は、2089年の地球。
科学者のエリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)は、同僚で恋人のチャーリー・ホロウェイ(ローガン・マーシャル=グリーン)とともに古代の遺跡を調査している過程で、異なる複数の遺跡から共通のサインを発見します。
それを地球外知的生命体からの「招待状」だと確信したエリザベスは、大企業ウェイランド社社長ピーター・ウェイランド(ガイ・ピアース)を説得し、ウェイランド社が作り上げた宇宙船プロメテウス号に乗って、ホロウェイや冷徹な女性監督官メレディス・ヴィッカーズ(シャーリーズ・セロン)とともに、人類の起源を探るべく招待状が示すはるか彼方の惑星をめざします。
2093年、2年以上の人工冬眠から目覚めたエリザベスたちは、目的の惑星に到着します。そして、到着したその日からアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)たちとともに、調査を開始するのでした……。
インターネット上で一部の熱心なファンによって酷評されていたので心配していたのですが、杞憂。いくつか内容的に問題はありますが、最初から最後までテンポよく物語は進行し、飽きさせることはありません。娯楽映画として、かなりよくできています。
まずもって、強い女性が主人公に戻ってきてくれたことに拍手です。『エイリアン』(1979)と『テルマ&ルイーズ』(1991)が大好きな人間にとっては、これだけで興奮してしまいます。何せ『G.I.ジェーン』(1997)のあとは、むくつけき男ばかりが主人公になっていた作品ばかりをリドリー・スコットは監督していましたので。
今回の主人公ノオミ・ラパスも、『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(2011)のときよりもはるかに魅力的。外見上、優しき母性を感じさせるのに、体内にエイリアンを宿したと知ったら、問答無用で自動外科手術装置を使って、部分麻酔も効いたか効かないうちに、ひとりで帝王切開をしてエイリアンを取り出してしまうのですから、たくましいことこのうえありません。
女性の強さという点では、シャーリーズ・セロンの冷たさも記憶に残ります。エキセントリックな役ばかりに偏っている感もありますが、このクールな雰囲気を出せる女優は決して多くはありませんから、セロンの存在は貴重です。よくニンをわきまえています。それでも、ここまで献身的なオスカー女優を最後はいとも簡単に殺してしまうのですから、リドリー・スコットもとんでもない野郎であります。
とはいえ、前述したように、問題も散見。
ひとつだけ挙げるとすれば、惑星探査に出かける理由が、よくわからないこと。ウェイランド社社長のピーター・ウェイランドが不死を求めて惑星探査を許したというのが作戦遂行の理由とされていますが、2089年の地球がどのような状態にあるのかがわからないと、いまひとつ説得されにくいものがあります。あれほどの宇宙船を作り上げられる科学力があれば、ピーターの延命策などいくらもありそうですから。
その他、どうして地球外知的生命体が地球に「招待状」を送ったのかだとか、いろいろ疑問はあるのですが、本作の最後に匂わされる続編によって、その謎は解かれるのかもしれません。
ともあれ、人類の起源というよりも「エイリアン」の起源がはっきりとわかっただけでも、本作はめっけもの。途中で数回その気持ち悪さと怖さにひとり椅子の中で悶えてしまいましたが、年老いてもスコットのサービス精神は健在。満足できました。
++++++++++
画質(2.39:1/3D): A/A-
撮影は、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ全作を担当しているダリウス・ウォルスキー。最近では、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007:レビューは、こちら!)、『イーグル・アイ』(2008:レビューは、こちら!)、『アリス・イン・ワンダーランド』(2010:レビューは、こちら!)、『ラム・ダイアリー』(2011)を担当。
機材は、レッド・エピックHDカメラに、3ality Technica社のTS-5 3D rigを装着し、同社のSIP (Stereoscopic Image Processor)で処理したもの。マスター・フォーマットは、DI(2K)。
ただし、エンド・クレジットに「パナビジョン」が登場しますので、同社の35mmフィルム・カメラも使用されているかもしれません。オリジナル・アスペクト比も、2.39:1。
スクリーンが違うとはいえ、同じ劇場で、同じカメラ機材を使って撮影された3D映画『アメイジング・スパイダーマン』を見て、その「超絶的美しさ」に心の中で感嘆符を100個ぐらいつけたことがウソのように、冴えない画質です。細部が甘く、場合によってはスポイルされ、尖鋭さに欠けます。そのうえ、グレインというかモアレノイズというか、スクリーンにうごめくものが不快。慣れるのに、かなり時間がかかりました。
とはいえ、解像度が低いわけではなく、相当な高さ。ゆえに、フィルムルックな効果をリドリー・スコットが望んだとしたなら、それもわからないではありませんが、個人的な好みではありません。
3D特有のクロストーク(CT:映像のズレ)も、字幕では9割以上。映像でも時に感じられ、つや消しです。
ただし、凹凸感はかなりのもの。しかも、奥行き感に重きを置きながらも、必要とあらばどんどん飛び出させるケレンも備えていて、素直に喜んでしまいました。冒頭の滝の再現で息を飲まされてしまいます。さらに、惑星での嵐のシーンは秀逸。音響効果の凄さもあいまって、呆然となってしまいます。
暗部情報は、かなりのもの。黒もよく沈むし、階調も滑らか。宇宙の漆黒と惑星探査の暗闇にストレスがたまることはありません。
この画質の問題は、オリジナル起因のものなのか、当劇場のせいなのか。いずれにせよ、後方に座ったほうがイラつきは少ないでしょう。
音質(Linear PCM): A+
絵に比べると、音の迫力は文句なし。
まずもって、超低音効果(LFE)の壮絶さにはビックリ。腹にこたえるだけではなく、実際に劇場が揺れているかのようなものすごさ。これは当劇場の特徴なのかと思ったのですが、直後に見た別のスクリーンでの『デンジャラス・ラン』ではそういうことはありませんでしたから、オリジナル起因なのでしょう。
過剰なLFEには下品さを覚える人間なのですが、重苦しくなくブーミーになることのない、固く引き締まったLFEなので、問題はありませんでした。
サラウンド効果も、抜群。左右前後上下に音が見事に定位します。特に、後方からの音圧は前から3列目でも相当なもの。みっちりとした立体音場の中で、濃厚な音波に取り囲まれます。ゆえに、移動感も最高です。
音の純度も文句なし。ノイズ感はなく、澄み切った音。メタリックな不快な響きは一切ありません。
セリフの抜けも、文句なし。口元が肥大することもなく、違和感はゼロです。発音も明瞭で、聴き取りにくさはありません。
英語学習用教材度: C
字幕翻訳は、戸田奈津子。
セ リフは、やや多め。俗語・卑語も多少使われます(R指定)が、それほど気にすることはありません。十分にテクストとして使えそうです。ただし、CTがあったため、十分にはチェックできませんでした。それでも、戸田氏にしては字幕はおおむね素直なものだったと思います。
++++++++++
気になるところを、アト・ランダムに。
☆原題も、Prometheus。もちろん、ギリシャ神話におけるオリンポスから火を盗んで人間に与えた神のこと。人間を創造した神だと言われていますから、そこからタイトルに選ばれたのでしょう。
☆しかも、プロメテウスが人間に火を与えた神話の後日談がパンドラの神話につながりますので、エイリアン・ビギニングとしても絶好です。他にも、『アバター』の前日談と言う皮肉も考えられていたのかもしれません。
☆ウェイランド社は、『エイリアン』で登場するウェイランド湯谷社の前身ということなのでしょう。映画の最後のクレジットにも泣かされます。
☆宇宙服の下に着ていた女性用下着。パイル地のものでしたが、オムツのようでいささか不恰好。どうしてもう少しお洒落な下着を着させなかったのでしょうか。
☆1億3000万ドルの製作費で、これまでのところアメリカで1億2643万ドル、海外で2億4858万ドル、計3億7501万ドルのメガヒットとなっています。
☆アメリカでは、Blu-ray Discは10月11日発売予定です。分かっている仕様は、次の通りです。
容量: 50GB
映像: 1080p/MPEG-4 AVC
音声: DTS-HD Master 7.1(英語)・Dolby Digital 5.1(仏・西語)
字幕: 英・仏・西語
得点内容は不明。BDが3枚で、DVDが1枚つく4枚組みです。これで、定価49.99ドルで、今日現在Amazon.comで29.99ドルとなっています。
++++++++++
絵に不満を覚えましたが、その他はかなりの満足感。TOHOシネマズでこの画質ですから、どこで見るのがよいのかよくわかりませんが(IMAX?)、劇場で見る価値は十分にある映画でしょう。見たいと思っているひとは、絶対にその目で確かめてみるべきです。