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妖精ファイター (DVD)

妖精ファイター [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

原題: Tooth Fairy (2010)
上映時間: 1:41:29
国内劇場未公開
公式サイト: N/A

ゴウ先生総合評価: B
  画質(1.85:1): A-
  音質(ドルビーデジタル5.1): A-/B+
  英語学習用教材度: A-
ドウェイン・“ザ・ロック”・ジョンソン主演のファンタジック・コメディ。共演は、アシュレイ・ジャッド、スティーヴン・マーチャント、ビリー・クリスタル、ジュリー・アンドリュース。監督は、『フレンズ』などのTVシリーズや『connie & carla コニー&カーラ』(2004)のマイケル・レンベック。

ドウェイン・ジョンソンが最近気に入ってきたので、早くから目に留まっていた作品。そこで調べてみると、大好きなアシュレイ・ジャッドはもちろん、ビリー・クリスタルやジュリー・アンドリュースといった大御所も出ているというのを知って、あわててDVDを取り寄せたという次第です。

舞台は、現代のミシガン州ランシング。

デレク・トンプソン(ドウェイン・ジョンソン)は、アイスホッケー選手。かつては、NHLで活躍していたのですが、左肩を傷めてマイナーリーグのランシング・アイス・ウルヴズ(Lansing Ice Wolves)でプレイしています。

デレクのニックネームは、「トゥース・フェアリー」(歯の妖精)。ラフプレイによって、相手チームの選手の歯を折ってしまうことからついたもの。しかし、人気はあるものの、NHLに上がれないデレクは、ファンからも引退間近と嫌味を言われる体たらく。

こうした境遇のせいか、デレクは未来に期待することを否定する夢の殺し屋(dream-killer)ぶり。当然、「歯の妖精」と呼ばれているのに、妖精の存在などまったく信じていません。

そのことを怒った歯の妖精国(Tooth Fairy Land)の女王が、妖精不信拡散対応省(
Department of Dissemination of Disbelief)を通じて、ある夜デレクのベッドの枕の下に召喚状(Summons)を送りつけます。それを読んだデレクの背中からはいきなり羽が生え、あっという間に歯の妖精国に連れて行かれます。

そこで会った女王(ジュリー・アンドリュース)は、デレクが夢不信拡散罪(guilty of disseminating disbelief)の第一級ファンタジー殺害罪を犯した(committing the first-class murder of fantasy)と断罪し、2週間の奉仕活動を命じます。

奉仕活動の内容は、本物の「歯の妖精」として歯が抜けた子供の家までいって、伝説どおりに枕の下に隠してある抜けた歯を1ドル置いて回収してくること。デレクは仕方なく、歯の妖精になるのでした……。

ディズニー映画らしい「夢を信じろ」と訴え続ける作品。ある意味、ピーターパンであるのにそのことを忘れた中年男を主人公にした『フック』(1991)の現代版。そんな運命にうまく適応できずにドタバタするドウェイン・ジョンソンは十分に笑えます。

優秀なコメディ・センスを示すジョンソンですが、この役をオファーされた理由は、乱暴なアイスホッケー選手を演じられることのほかにもありそう。何しろ、その歯の美しさは半端ではありません。真っ白に輝く美しい歯が見事に並んでいて、満面の笑みを浮かべられると、ジョンソン以外に「歯の妖精」を演じられる人間はいないだろうと思わせてくれます。

こうしてニンのあった主役を得た本作、実にスムーズに流れ、肩の凝らないコメディに仕上がっているのです。

他の役者で注目したのが、ビリー・クリスタル。そして、その期待を裏切らない出来。歯の妖精国の支給品管理係として2回登場するのですが、それが絶品なのです。

特にすばらしいのは、最初にデレクに必要品を与える際のシーン。夢を信じないデレクに対して冗談を連発するのですが、それをデレクが信じるので、からかうという流れ。本作のコンセプトをしっかりと踏まえたシークエンスで、実に洒落ています。しかも、その突込みも鋭い限り。往年の毒を取り戻しており、来年復帰するアカデミー授賞式での司会にも来たいがもてます。

さらに、ファンとしてうれしいのは、美しいアシュレイ・ジャッドが見られること。離婚して2人の子供を育てるシングルマザーで、デレクの恋人という役柄ですが、その笑顔のキュートなことこの上ありません。出番は少ないのですが、そのたおやかな麗しさに目を奪われます。

残念なのは、ジュリー・アンドリュース演じる歯の妖精国の女王やスティーヴン・マーチャント演じるデレクのケースワーカー・トレーシーの扱い方。もう少し上手く演出したら、もっとおかしくなるのに、いまひとつしっくりいきません。アンドリュースもマーチャントも、もっと笑いを取れる役者だと思うのですが、もったいない。

それでも、ジョンソンの身体を使ったギャグの連発は、気持ちのよいもの。こういう夢のある作品を劇場未公開にする日本の現状には、失望を覚えます。

内容: B+

++++++++++

画質(1.85:1): A-

Gump TheatreにてOppo BDP-93で480/60p信号をから1080/60p信号にアップコンバートして、HDMIケーブルによって直接ソニーVPL-HW30ESに送り込 み、120インチ・ワイド・スクリーンに映しています。コーデックは、MPEG-2。伝送レートは、0.1 Mbpsから8.4  Mbps。オリジナ ル・アスペクト比は、1.85:1。
  
撮影は、『SW』前半3本をすべて担当した、『コン・エアー』(1997)、『グリーンマイル』(1999)、『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002:レビューは、こちら!)、『スピード・レーサー』(2008:レビューは、こちら!)、『地球が静止する日』(2008:レビューは、こちら!)のデヴィッド・タッターサル。機材は、詳細は不明ながらも、パナビジョンの35mmフィルム・カメラを使用。

輪郭もそれほど太らないし、解像度もかなりのもの。スクリーンに寄っても、細部のつぶれは最少。彫りもある程度深く、DVDとしては最高レベルの画質です。

発色は、ニュートラル。コッテリ感も少なく、プロジェクターを少し調整するだけで、相当に高度な絵を見ることができます。白茶けることもなく、肌の質感もかなりナチュラル。訴求力の高い色あい。暗部情報は、DVDにしては豊富。夜のシーンの見づらさも、限定的です。

音質(ドルビーデジタル 5.1): A-/B+

Oppo BDP-93からパイオニアVSA-LX55にHDMI接続し、サラウンドバック・スピーカー2本を付け加えた7.1チャンネルによる再生。伝送レートは、448 kbps。音量は、マイナス9デシベル。

基本的にフロント重視の音響設計。後方定位するのは、音楽がメイン。サラウンドバック・スピーカーの活躍は少なく、寂しさを覚えます。アイスホッケーの試合場面など、もっとはじけてくれればよいものを、空間再現性はそれほど高くありません。

ノイズフロアは、低め。ですが、どこか雑味がまじっているかのよう。セリフの抜けは問題ありませんが、超低音成分も少なく、物足りなさを覚えます。

英語学習用教材度: A-

英語・日本語字幕ならびに日本語吹替えつき。セリフ量は多く、俗語・卑語は皆無ですから、テクストとして十分に使えます。ただし、本作関連の特典がゼロという現状では、評価はこれ以上高くなりません。

++++++++++

気になるところを、アト・ランダムに。

☆原題は、The Tooth Fairy。邦題は、まずまずがんばってます。

抜けた歯の扱いに関して、日本との文化の差を感じる物語。アメリカで仕事をしたければ、知っておくべき風習です。

☆Dream-killerのデレクが好んで使っていたのが、次のフレーズ。

  Lower your expectations.(期待値を低くせよ。)

寂しいですね。夢は大切です。

☆デレクの恋人カーリー役のアシュレイ・ジャッドが未来を信じようとしないデレクとケンカをするのですが、そのキッカケが、この言葉です。

  You see the reason why there are so many unhappy people in the world?
  Because they're clinging to some version of what if.
   (世界にこんなに多くの不幸せな人がいる理由が分かるかい?
    みんな「こうしたらどうする」って仮定の世界にこだわるからだよ。)

でも、エンディングではカーリーに結婚を申し込むのに、この“what if”を使います。

  What if we got married? (僕たちが結婚したら、どうなるの?)

夢は、大切です。

☆エンディングではデレクはNHLに昇格し、ロサンゼルス・キングズでプレイすることになります。夢は大切です。

☆ランシング・アイス・ウルヴズというのは架空のチームですが、撮影もランシングではまったく行わず、バンクーバーやロサンゼルスで行ったとか。映画のマジックです。

ドウェイン・ジョンソンの肉体は、いまも健在。裸になるシーンがありますが、その上半身は、すぐにもリングに上がれそう。カッコよすぎます。

☆本作は、子役が秀逸。特に、アシュレイ・ジャッドの長男ランディ役のチェイス・エリソンが、そのはにかみ具合といい、笑顔の輝かしさといい、最高。順調に伸びてくれることを望みましょう。

☆そのランディを同級生がからかうときに「イモ・ボーイ」と言います。これはもちろん「芋男」という意味ではなくて、“emo boy”のこと。“emo”は、“emotional”の略で、「落ち込んだ」とか「暗い」とか「オタクの」という意味で使われます。

☆4800万ドルの製作費で、アメリカで6002万ドル、海外で5244万ドル、計1億1246万ドルの大ヒット。ザ・ロックの人気はたいしたものです。

特典は、『glee』の第1話が入っているだけ。何たることでしょう。

☆アメリカではBlu-ray Discが発売されています。



仕様は、次の通りです。

  容量: 2層50GB
  映像: MPEG-4 AVC/1080p/1.85:1
  音声: DTS-HD Master Audio 5.1(英語)・Dolby Digital 5.1(仏語・西語・ポ語)
  字幕: 英語・西語・ポ語・広東語

特典は、次の内容。まずは、音声特典。

  Commentary by Director Michael Lembeck

次に、映像特典。

  Introduction by Director Michael Lembeck (1080p, 00:22)
  Tooth Fairy Training Center (1080p, 20:31)
  Fairy-Oke (1080p, 4:32)
  Gag Reel (1080p, 2:34)
  Deleted Scenes (1080p, 11:16)
  Behind the Scenes (1080p, 38:55)
  Theatrical Trailer (1080p, 2:27)
  Flicka 2 Sneak Peak (SD, 2:32)
  Fantastic Mr. Fox Sneak Peak (1080p, 1:38)
  The Sound of Music Sneak Peak (1080p, 00:53)

定価34.99ドルで、いま現在Amazon.comでは17.49ドルで売られています。いま現在、購入予定は、ありません。

+++++++++++

残念なDVD仕様なので、購入は勧められません。ですが、見て損はない、家族で楽しめるファンタジー。レンタル盤でどうぞ。
| 外国映画(ヤ行) | 10:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
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